NBA登録選手枠と故障者リスト
UPDATED 2024/10/24
登録選手 15人枠
- レギュラーシーズンの登録選手(ロスター/Roster)の上限は各チーム 15人。2ウェイ契約 3人を含めると 18人。
- 登録人数が 14人を下回る場合は罰則の対象となる。
試合出場 15人枠(アクティブ・リスト/Active List)
- 1つの試合に出場登録できる選手の最大数は 14人だったが、2020-21シーズンから新型コロナウイルスの影響を考慮して登録枠が 15人に拡大された。
- 1つの試合に出場できる選手の最大数は 13人だったが、2020-21シーズンから新型コロナウイルスの影響を考慮して出場登録された 15選手全員が 1つの試合に出場することが可能になった。
- 試合開催には最低 8人がユニフォームを着て出場できる状態でなければならない。
- アクティブ・リストの登録は試合開始 60分前まで変更が可能。
インアクティブ・リスト(Inactive List)
- インアクティブ・リストに入る選手は試合に出場できない。私服でサイドラインから観戦する。
- インアクティブ・リストに入る選手は 1人以上、2人以下。
- 2週間以上連続でなければ、ひとりもインアクティブ・リストに入っていない状態であってもかまわない。
- 故障者が多く出た場合など、特別な事情がリーグによって認められた場合はインアクティブ・リストに 4人入ることができる。
- インアクティブ・リストに入っている選手はNBA下部のGリーグに割り当てることができる。
トレーニング・キャンプ 21人枠
- 開幕前のトレーニング・キャンプは正式契約選手、2ウェイ契約選手、エキシビット10契約選手、あわせて 21人まで選手登録できる。
- 2022年まで 20人だったが、2023年に 1枠拡大された。
故障者リスト(Injured Reserve List)
- 故障者リストは 2005年の労使協定によって廃止された。
- 故障者リストに入った選手は最低 5試合に出場できなかったが、
インアクティブ・リストは 1試合に欠場すれば、次の試合からアクティブ・リストに復帰できる。
クォリファイング・オフォー(Qualifying Offer/適正契約の提示)
- 球団が制限付きフリーエージェントになっている選手を残留させるために提示する契約。
- 前年の年俸の 125パーセントの額を提示することで、残留させることができる。
プレーオフの出場資格
- 3月 1日以降に移籍した選手は移籍先のチームでプレーオフに出場することが出来ない。
解雇者リスト(Waiver)
- チームを解雇された選手は解雇者リストに乗る。
- 引き取るチームが現れれば(クレイムオフ)、契約条件を維持したままそのチームに移籍する。
- 引き取るチームが現れずに 48時間を経過した場合はフリーエージェント(FA)となり、
自由に移籍交渉ができるようになる。
2ウェイ契約(Two-Way Contract)
- 2017-18シーズンから導入された新方式の契約。
- NBA球団と下部組織のGリーグ球団と 2つの契約を結ぶ方式。
- NBA球団は各 2名まで契約できる。
- 契約した選手はGリーグに割り当てられ、Gリーグ契約でプレイする。
- レギュラーシーズン中にNBAに昇格していられるのは 45日間。
2020-21シーズンは新型コロナウイルスの影響と過密日程を考慮して
50試合まで出場可能とした。
- 2018-19シーズンの契約額はNBA契約が 20.4万ドル、Gリーグ契約が 7.5万ドルになる。
- NBAのプレーオフには出場できない。
- プレシーズンはNBAの試合に出場できる。
- NBAに昇格して 45日以上経つとNBA契約に切り替えられる。
エキシビット10(Exhibit 10)
- 開幕前のトレーニングキャンプに参加する招待選手向けに設置された契約。2ウェイ契約とともに 2017-18シーズンから導入された。
- 契約はシーズン開幕まで。その後は解雇となるか2ウェイ契約に切り替えられる。
- NBA球団は 6人まで契約できる。
- NBA球団が2ウェイ契約に切り替える選択権を持つ。
- NBA球団から解雇され、Gリーグ球団と契約し、60日以上所属した場合に 5千〜5万ドルのボーナスが支払われる。