開始からボール支配して敵陣に押し込み、終始有利に進めたが、 ゴール前で思うようにチャンスを作れずに苦戦した。 コーナーキックを多く獲得したが、セットプレイからもゴールを決められずに終わった。
オーストラリアに敗れたのは 2009年 6月 17日以来、16年ぶりとなった。
「3-4-2-1」布陣を敷き、ワントップに大橋祐紀、2列目に鎌田大地と鈴木唯人、 左に俵積田晃太、右に平河悠、中央に佐野海舟と藤田譲瑠チマ、 3バックに町田浩樹、渡辺剛、関根大輝、キーパーに谷晃生が先発した。
前半は左サイドの俵積田にボールを入れる流れで押し込んだが、 引いてプレイするオーストラリアの守備に止められてゴール前までもっていくことは難しかった。
後半は 64分に久保建英と中村敬斗を投入して変化がついたが、オーストラリアの守備が固く、 ゴールは遠かった。80分に久保がペナルティーエリア際でボールを得て前を向き、 ディフェンスを右に交わして右足でシュートしたが、枠のわずかに右に外れて決められなかった。
終了が近づいて 0-0で引き分けそうだったが、ほとんど攻め込めずにいたオートラリアがワンチャンスを生かし、本大会出場への執念を見せた。
90分に右サイドでパスをつないでマクグリーがペナルティーエリア右の深い位置からマイナスのボールを折り返し、 ベヒッチが右足を力強く振ってあわせ、右ポスト際の絶妙の位置に叩きこんで決勝点とした。
日本は初黒星で 6勝 2分 1敗となった。勝ち点 20でC組首位をすでに決めている。
オーストラリアは 4勝 4分 1敗となった。勝ち点 16にのばして 2位を守った。 この後の試合でサウジアラビアがバーレーンに負けるか引き分けると本大会出場を決める。