雨が降り、路面がぬれた状況で始まり、徐々に乾いていく難しいコンディションで行われた。 全車がインターミディエイト(浅溝)タイヤを履いてスタートし、 途中でスリック(溝なし)タイヤに履き替えたことで終盤は挙動を乱すマシンが多くなり、 事故が多発して波乱となった。
マクラーレンはピアストリが先頭を走行し、13周目にタイヤ交換し、 2位を走行したノリスは 1周遅れて交換した。このタイミングでアロンソ(アストンマーティン)が事故を起こしてコース上にマシンを止めたため、セーフティーカーが入った。 ノリスが先頭でコースに復帰した。
アロンソのマシンを撤去するのに時間を要し、セーフティーカー先導のまま終了した。 ピアストリが 2位、ハミルトン(フェラーリ)が 3位となった。
ポールポジョンのアントネッリ(メルセデス)はスタートに失敗して 1コーナーで 4位後退した。 タイヤ交換のピットレーンでフェルスタッペン(レッドブル)と接触事故があり、2度ピットに入ったことでさらに後退して 11位に終わった。
フェルスタッペンは 4位でフィニッシュしたが、接触事故で 10秒ペナルティを受けて 17位に降着した。
同僚の角田裕毅は最後尾スタートから順位をあげて 9位で終えたが、 終了後にベアマン(ハース)、アルボン(ウィリアムズ)、ローソン(レーシングブルズ)が各 5秒ペナルティを受けたため、6位に繰り上がった。