メジャーリーグ労使協定2022

有効期間

労使協定の有効期間は 2022年から 5年間。2026年まで。

ロックアウト

2016年 11月に合意した労使協定が 2021年 12月に失効し、新しい労使協定は交渉が難航し、オーナー陣がロックアウトを実施した。 2022年 3月 10日に基本合意し、1週間遅れで開幕することが決まった。

両リーグ指名打者制

指名打者制をアメリカンリーグだけでなく、ナショナルリーグでも導入することを決めた。

最低保障年俸

2022年を 700,000ドルとし、その後は毎年 20,000ドル増額で合意。 2021年の最低保障年俸は 570,500ドルだった。

課徴金制度

課税対象額を 2022年 2.30億ドル、 2023年 2.33億ドル、2024年 2.37億ドル、2025年 2.41億ドル、2026年 2.44億ドルで合意。 2021年の課税対象額は 2.10億ドルだった。

ボーナスプール

新しく年俸調停権を得る前の若手選手に対してボーナスを支払う制度を導入。 毎年 5000万ドルを上位 100人に分配する。

プレーオフ枠拡大

12球団に拡大することで合意。これまでは 10球団だった。

ドラフト指名権の抽選

新しくドラフト指名権を抽選する制度を導入。 前年勝率ワースト 1〜6位の球団で、ドラフト上位 6位指名権を抽選する。

国際ドラフト導入

新しく国際ドラフトの導入を検討。 3月時点での結論を先送りし、7月 25日に合意期限を設けた。 オーナー陣はクオリファイング・オファー制度を廃止して国際ドラフトの導入を提案している。

ルール変更の通告期間

ルール変更のための通告期間をこれまでの 1年前から 45日前通告へ変更。