序盤からボールを支配して有利に進めたが、前線で決定力を欠いて先制できなかった。
27分にバレンシアに攻め込まれ、ポストが跳ね返したボールをデューロに押し込まれて失点した。
その後は攻勢をかけてゴールに迫り、55分にエムバペが倒されてPKを獲得したが、 ベリンガムが蹴ったボールが右ポストに跳ね返されて追いつけなかった。
直後の 59分にはエムバペがペナルティーエリア内でパスを受けてキーパーを交わしてゴールを決めたが、 VARによってオフサイドと判定されて得点が取り消された。
79分にはビニシウスがペナルティーエリア内で倒され、 近づいたGKディミトリエフスキに背中を軽く叩かれたことに腹を立て、怒りをあらわにしてディミトリエフスキの首元を両腕で強く突き飛ばした。 そのプレイによって両軍選手が集まって揉みあいとなり、 ビデオ判定によってビニシウスにレッドカードが提示されて退場処分になった。
レアル・マドリードは数的不利になって危機に直面したが、 直後に交代で入ったモドリッチが 85分にペナルティーエリア内でパスを受けて左足で決めて同点にした。
そのまま 90分が経過して引き分けそうだったが、最後にバレンシアにミスが出てプレッシャーを受けたディフェンスがバックパスを蹴り損ね、 ベリンガムが奪って右足で決めてレアル・マドリードが劇的勝利を収めた。
レアル・マドリードは 2連勝で 13勝 4分 2敗となった。勝ち点 43にのばして首位を守った。
バレンシアは 2勝 6分 10敗となった。勝ち点 12で 19位。 成績不振によってルベン・バラハ監督を解任し、カルロス・コルベランが新監督に就任して初采配をとったが、悪い流れを変えることはできなかった。 直近 6試合は 2分 4敗となった。