サインツ(ウィリアムズ)がスタート前にブレーキ不良を起こし、 フォーメーションラップを 2度行い、70周で争われた。
1周目はアントネッリ(メルセデス)が 3コーナーを曲がり切れずにフェルスタッペン(レッドブル)に後方から追突する事故を起こし、 2台ともマシンを止めてリタイアした。フェルスタッペンは今季初の 0ポイントに終わった。
角田裕毅(レッドブル)は 17番グリッドからスタートして果敢に追い上げ、 17周目にストロール(アストンマーティン)に接触しながら追い抜いて 10位に浮上した。
この接触でペナルティはなかったが、31周目の 4コーナーで強引にコラピント(ウィリアムズ)をインから追い抜こうとして接触し、コラピントがスピンした。 これで 10秒ペナルティを受け、順位を大きく落とした。16位に沈んで 4戦連続でポイントなしに終わった。
ピアストリは 3番グリッドから好発進して 1コーナーでルクレール(フェラーリ)を抜いて 2位に浮上した。 その後はノリスよりも速いペースで走行し、11周目の 2コーナーから 3コーナーにかけて一瞬前に出たが、4コーナーでノリスに前に出られて抜くことはできなかった。
ノリスが先にタイヤ交換したことでトップに立ったが、遅れてタイヤ交換して 2位に戻った。そのまま 2位でフィニッシュした。 マクラーレンの 1-2フィニッシュは今季 4度目となった。
フェラーリはルクレールが 3位、ハミルトンが 4位。 メルセデスはラッセルが 5位だった。
レーシングブルズのローソンは自己最高の 6位に入った。
キック・ザウバーの新人ボルトレトは自己最高の 8位に入り、初ポイントを獲得した。 同僚のヒュルケンベルクは 9位に入賞し、キック・ザウバーは今季初の 2台入賞を果たした。