モナコ特別ルールとしてタイヤを 3セット使用することが義務付けられ、2回のピットストップを必要とするレースとなった。 波乱が期待されたが、上位陣に大きな変動はなかった。 2番グリッドのルクレール(フェラーリ)が 2位、 3番グリッドのピアストリ(マクラーレン)が 3位で終えた。
5番グリッドのフェルスタッペン(レッドブル)は 2回目のピットを大きく遅らせる 作戦をとって終盤は先頭を走ったが、4位に終わった。 4番グリッドのハミルトン(フェラーリ)が 5位だった。
レーシングブルズは順位変動なしに 2度のピット作業を行う奇策に出て一台が後続を抑えて十分なタイム差をつくり、前にいるもう一台がピット作業を行った。 レース前半にハジャーが 2度目のピット作業を済ませ、後半はローソンが 2度のピット作業を済ませた。 これによってハジャーが 6位、ローソンが 8位にダブル入賞した。
ウィリアムズも同じ戦術をとってアルボンが 9位、サインツが 10位にダブル入賞した。
角田裕毅は 12番グリッドからスタートして 1周目に最初のピット作業を行う戦略をとったが、レーシングブルズとウィリアムズが仕掛けた奇策のあおりを受けてスロー走行を余儀なくされた。 順位を上げることができずに 17位に沈んだ。