路面温度が高く、タイヤ交換の戦略が難しいレースとなった。 フェルスタッペンは序盤のバーチャルセーフティーカー、終盤のセーフティカー導入を苦にせずに先頭を走り続けて圧倒する速さを見せつけた。
ポール・ポジションのピアストリ(マクラーレン)は 2位を走行し、 早めのタイヤ交換を行って順位を下げた。終盤は 2位に再浮上したが、 劣化したタイヤの影響でペースが上がらずに 58周目に同僚のノリスに抜かれて 3位で終えた。 ノリスが 2位となった。
地元フェラーリはレース後半に順位を上げていき、終盤はルクレールが 4位を走行したが、60周目の 2コーナーでアルボン(ウィリアムズ)に並ばれて接触した。 アルボンがコース外にはじき出されて後方のハミルトン(フェラーリ)に抜かれ、順位を下げた。
ルクレールはペナルティを回避するために自主的にアルボンと順位を入れ替え、 6位に後退してフィニッシュした。ハミルトンが 4位、アルボンが 5位となった。
角田裕毅(レッドブル)は最後尾から順位をあげて終盤は 11位を走行した。 セーフティカー終了直後の 54周目にヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)を抜いて 10位で終えた。1ポイントを獲得した。
レーシングブルズの新人ハジャーは 9位に入り、今季 3度目の入賞を果たした。