古くから痛みがあった個所で注射による治療とリハビリを行っていたが、 今オフに精密検査を受けた結果、回旋筋腱板の変形による肩関節唇の損傷が大きく、 完治には手術が必要と診断された。その事実が 4月に明るみになり、今季は試合出場が難しいとみられていた。
手術をせずにプレイを続ける可能性を探ったが、 球団によると本人が高いレベルでのプレイは難しいと感じ、引退を決断したという。
カーは 2002年のドラフトで全体 1位指名されたデビッド・カーの弟で 2014年のドラフト 2巡 36位指名でレイダーズに入団した。 1年目から先発を務め、2021年にパスで自己最多 4,804yを獲得した。2023年にセインツに移籍した。
11シーズンの通算パス成績は 41,245ヤード獲得、257タッチダウン(TD)、112インターセプト、 レイティング 92.8。
セインツのQB陣は 3年目のジェイク・ヘイナーと 2年目のスペンサー・ラトラーが残っている。 カーが全休した場合の備えとして先月のドラフトでは 2巡 40位指名でタイラー・シャック(ルイビル大学)を獲得した。
ヘイナーは昨季 1試合に先発して 1敗、 ラトラーは昨季 6試合に先発して 6敗と全く勝てなかった。 現時点でシャックの開幕先発起用が有力。