NFLプラクティス・スクワッド

UPDATED 2023/9/14

概要

「プラクティス・スクワッド」は NFLの若手育成システムで 1990年から導入された。 選手たちは試合には出場できないが、チーム練習に参加でき、 登録選手たちに交じって練習することができる。

契約上限

各チームが契約できる上限は 1993年に 5人と定められ、 2004年に 8人、2014年に 10人、2020年に 12人と拡大した。 さらに新型コロナウイルスの流行によって 2020年から 16人になった。

資格

当初はNFLで実績経験がない選手、またわ 1年の経験があるが 9試合未満の選手が資格対象だった。 2014年からこの条件を超えるベテラン選手の登録が 2人まで可能となった。 2020年からはベテラン選手の登録が 6人まで可能となった。

国際枠

アメリカ合衆国およびカナダ以外の出身選手と契約枠とは別に 1人契約できる。
2023年 3月 28日に承認されたルール改正

背番号「0」

これまで使用不可だった背番号「0」が使用可能に変更。 1桁の数字を着用できるポジションの選手が使用できる。 また、キッカーとパンターが着用できる番号はこれまで 1〜19に制限されていたが、 0〜49、90〜99に拡大された。

プレイクロック

判定が覆った時のプレイクロックを 25秒から 40秒にする更。 2ミニッツウォーニング内は 10秒流して 30秒に変更。

4thダウン失敗

4thダウン失敗をオフィシャルレビューの対象とする。 監督によるチャレンジはできない。

トリッピング

トリッピング反則をパーソナルファウルとし、10ヤード罰退から 15ヤード罰退に厳しくする。

クラックバック・ブロック

相手に飛び込んでいくブロックを禁止。

フォワードパス

パサーが無資格レシーバーに向かって投げるフォワードパスを反則とし、ロスオブダウンとする。

イリーガルキック

ラインオブスクリメージを越えたボールを蹴ることを反則とし、 5ヤード罰退でロスオブダウンとする。

ハーフエンドの反則

各ハーフが終了したときにオフェンスとディフェンスで同時に反則があった場合は追加のプレイをせずに終了する。

ヘルメットの使用

ヘルメットを使ったコンタクトをより厳しくし、 危険な使用とみられるものを反則とする。